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桑田氏が紫綬褒章の扱いを謝罪。アーティストは褒章受章に不向き…な場合も?








no-title桑田佳祐さんは昨秋に 紫綬褒章 を受章。

日本の現体制を批判したと言われる「ピースとハイライト」のヒット後だっただけに、安倍政権の世論に対する人気取りだとか、あるいは国民的影響力のあるビッグバンドであるサザンへの暗黙の懐柔策だとか、様々な憶測も飛び交いました。


画像出典:内閣府「褒章の種類」


その桑田さんは、紅白で中継もされた年末の年越しライブにちょび髭姿で登場。

その演出がまた、ヒトラーを連想させた、安倍首相への当てこすりだとも言われました。

それに加えて、紫綬褒章をオークションにかけるかのような言動をしたという理由で非難され、今回のラジオを通じての謝罪となりました。

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桑田さんのイメージに褒章は不向き…の声も


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画像出典:MARBLE
元々“下ネタ”をメインとする過激な歌詞展開を得意とし、いわゆるアナーキーなイメージの強い桑田さん。

そんな彼に“紫綬褒章”は違和感がある、との声は以前からありました。

桑田さん自身も、褒章受章が決まった際、素直な喜びよりもむしろ意外な驚きや“照れ”が大きかったと言います。


周囲のスタッフと一緒になって「これからどうやってこれをネタにしていこうか」といった雰囲気が強かったということです。

真偽のほどは定かではありませんが『紫綬褒章ソング』をつくるプランがあったという噂すら聞くほどです。

また、ファンもそのような意味で桑田さんの“サービス精神”に期待していたような節も見られます。






褒章や叙勲を辞退した著名人も少なくない


褒賞や勲章には、“お上”である国家が、国に貢献のあった個人に対し「あなたは偉い」と上から目線で?褒め称えるという意味合いがあります。

特に、勲章には昔は“一等”“二等”等の階級があり、本来平等であるはずの個人に格差を付けるような趣があったので、今でも経済人などで嫌う方もいます。

また、戦前からの制度ですから、かつての戦時中の国家体制を連想して、あまりよい印象を持たない人も多いでしょう。


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画像出典:asahi.com BOOK
今では故人となられた作家、城山三郎氏も、紫綬褒章受章を辞退しています。

城山氏は生前、国家という集団性・閉鎖性、個人の自由と尊厳を押し潰し、集合的な価値観やイデオロギーへの従属を強要する象徴としての“旗(国旗や社旗などの)”を否定する内容の詩を遺しました。

そして、褒賞授与を否定したエピソードの中で


「読者・妻・子供こそが唯一の私の勲章である。それ以外は要らない」

という意味の言葉を書き綴っています。



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画像出典:映画.com
また、アングラ俳優・劇作家として有名な唐十郎さんも褒章受章者として選ばれましたが、国から表彰されることに強い抵抗感を覚えたようです。

(国から賞を与えられると) 国がバックグラウンドというか、国にアイデンティティーを与えられたようで、芝居の作り方が変わってしまう」


と語り、体制に縛られずアングラにこだわり続けることがお客さんに対する礼儀であるとし、紫綬褒章の授与を断っています。


褒賞授与に対する考え方は人それぞれであり、他者が口出しすることではありません。

けれども、今回の桑田さんの一件に関しては、「もらうだけもらっておいて後になって茶化すぐらいなら、最初から辞退すべき」「中途半端なアナーキーはやめたほうがいい」との声も各方面から聞かれ、私たちも考えさせられるところです。

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