SSブログ

世界文化遺産としてユネスコに登録申請~「八幡製鉄所」「軍艦島」その他

八幡製鉄所を始めとする九州(その他)各地の伝統ある工場や炭鉱跡、その他の施設が、世界文化遺産登録候補として推薦されることになりました。
私は北九州市の出身ですが、小学生の頃、社会科の時間に、地元の有名な産業文化として、八幡製鉄所を始めとする北九州工業地帯について勉強した記憶があります。

当時は、戦後の経済成長期に比べるとやや衰退していたものの、未だ“現在進行形で”日本の産業の要を担う一大製鉄工場として社会科資料に紹介されていました。
その八幡製鉄所が、現在も現役で稼働中とはいえ、その施設の一部が「明治の産業革命遺産」としてユネスコに登録推薦されるというのですから、驚きと同時に感慨深いものがあります。


この「明治の産業革命遺産」の中には、“軍艦島”の呼称で名高い、長崎県の炭鉱島“端島”も含まれます。
現在は無人島となっているこの島ですが、その昔には一大炭鉱地として栄え、炭鉱労働者や関係職員、その家族らが大勢居住し、昭和35年頃には東京をはるかに凌ぐ世界一の人口密度を記録したそうです。
当然ながら、炭鉱施設だけでなく、日本初の鉄筋コンクリート造の集合住宅を始め、学校、病院、食料品店、映画館、その他にも美容院やスナックなど、日常生活に必要な街としての機能はほぼ整備されていたといいます。

今では全て廃墟となり、残された建造物も腐敗、崩壊が進んでいるようですが、明治時代、つまり日本の近代化の黎明期から戦後、そして復興までの石炭産業の盛衰を如実に物語る貴重な遺産として世界的に認められるかどうか、注目が集まりそうです。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
Copyright © ナイス!トピックス All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます
Designed by KAETENテンプレート

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。