1977年に打ち上げられた宇宙探査機「ボイジャー1号」が、35年の月日を経てついに太陽系外に脱出したとのニュースが報じられました。
このボイジャー1号は、2号とともに、木星や土星など地球から遠距離にある惑星探査の任務を終えた後、地球に帰ることなく、広大な銀河系内を果てしなく飛行し続ける無人探査機です。
つまりこの宇宙船は、いつかどこかで地球外生命体に拾われない限り(もしくは何かの事故や異常事態で破壊されない限り)、その壮大な宇宙旅行を終わらせることはないわけですね。
お察しの方も多いことと思いますが、このボイジャー1号及び2号には、その、どこに存在するとも分からない“地球外生命体”に向けて、人類からのメッセージや様々な地球の記録が積み込まれています。
海や風など自然音、鳥や動物の鳴き声、世界各国の音楽など様々な地球上の音声、世界各地の言語が収録され、そして人類を代表して、打ち上げ当時のアメリカ合衆国大統領と国連事務総長のメッセージが添えられています。
しかし、時速約6万キロという想像もできないようなスピードで飛び続けているボイジャー1号が、地球から一番近い恒星シリウスに辿り着くまでには8万年かかると言われているのですから、気の遠くなるような話ですよね。
いつか宇宙のどこかで、未知なる文明の未知なる生物に、これら“地球と人類の記録”が発見される頃、果たして私たち人類は(いや地球も)まともに存在しているのでしょうか…(^^;)
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