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ジャパネットたかた社長が引退~知られざる足跡や人柄とは


画像出典:Amazon.co.jp
ジャパネットからなぜ買いたくなるのか?
通販番組での独特のハイテンションな口調で知られるジャパネットたかたの代表取締役、高田明氏がとうとう引退することになりました。

とは言え、あの親しみのあるテレビ出演は今後1年あまりは続けるそうですから、ファンにとっては一安心ですね(^_^)

お茶の間の主婦から好支持を受けただけでなく、地方の一介のカメラ店を、通販事業で全国を股にかけた年商1,000億円の優良企業にまで成長させた名物社長、高田明氏の素朴な経営哲学や魅力的な人柄に迫ってみたいと思います。




【目次】

★見出しタイトルの一覧です。
ブログの仕様上、リンクはできませんが、スクロールして興味ある個所からご覧ください。

1.ジャパネットたかたの華麗なる? いや地道で着実な成長の足跡

2.至ってシンプル・オーソドックスな経営哲学

① お客様満足度を愚直に向上させる。
② 日々の地道な積み重ねを怠らず、他者の責任にしない。
③ 継続は力なり
④ 「感動を伝える力」が何よりも大事








1.ジャパネットたかたの華麗なる? いや地道で着実な成長の足跡


長崎県は平戸の小さな一軒の写真屋だった「カメラのたかた」。

大学卒業後、紆余曲折した後、家業を手伝うことになった高田氏は、写真撮影から現像・販売までを、当時他のどこの業者よりも速く1日で仕上げてしまうなど、徹底的に顧客満足度を追求する経営方針で、自社を急成長させました。

その後、ソニーと苦心の交渉の末に特約店となり、ビデオカメラ“ハンディカム”を見込み客の前で撮影実演してみせる訪問販売によって大きく売り上げ、ソニー社内でも注目されました。


ある日、試験的に挑戦したラジオ通販で、わずか5分で50台のコンパクトカメラが売れ、通信メディアの威力に驚愕。

それを機にラジオ通販、後にはテレビ通販に本格的に参入することとなり、現在の「ジャパネットたかた」の原型としての全国規模の経営システムを構築していきます。




2.至ってシンプル・オーソドックスな経営哲学


常に顧客目線に立った柔軟なアドリブで商品の魅力を伝え、普段からも謙虚で気さくな人柄で知られる高田氏が写真屋時代から実践してきた経営哲学をご紹介します。


① お客様満足度を愚直に向上させる。


ジャパネットたかたは、売り上げ目標を社外にも社内にもほとんど掲げたことがありません。
数字に振り回されると、お客様の目線に立つという事業の本質を見失うためだそうです。

また、年商1,000億円の優良企業にもかかわらず、株式上場を考えていないそうです。

上場すれば、株主の意見を考慮しなければならなくなり、経営者が信念を曲げざるを得ない場面が出てくるためです。
そうなると経営に無理が生じ、その悪影響がお客様や社員にも及びかねないと高田氏は言います。





② 日々の地道な積み重ねを怠らず、他者の責任にしない。


年商1,000億円達成も、日々与えられた課題を一つ一つクリアするという地道な努力の“結果”に過ぎないと高田氏は言っています。

不景気や金融危機など、一個人ではどうにもならないことを言い訳にせず、与えられた環境の中で自分の信念を貫き、どこまで七転び八起きの精神で粘れるか。経営者には強い精神力が求められます。



③ 継続は力なり


ただ一生懸命頑張るだけでなく、それを長く継続できることが大事です。

逆境にも決して諦めず、常に満足せず、小さな改善を積み重ねながら自分に挑み続けるのが真に優れた経営者だということです。


企業の最終的な価値とはまさに「継続すること」であり、何十年も続いている企業こそ偉大であるというのが高田氏の信条です。

それゆえ、ジャパネットたかたも会社として100年継続することを目指しているそうです。



④ 「感動を伝える力」が何よりも大事


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画像出典:Amazon.co.jp 「社長、辞めます! 」 ジャパネットたかた 激闘365日の舞台裏
お客様に商品の魅力をアピールするにも、社員と経営理念を共有するにも「感動を伝える力」が欠かせません。
うまく話すのではなく、感動を伝えることです。

あのテレビでお馴染みの甲高い声も、いかに視聴者の心に“伝えるか”ということを追求した結果、生まれたものだそうです。


これらを聞いてつくづく思うのは、本当にシンプルでオーソドックス、取り立てて斬新な理念というわけでもないのに、当たり前なことを忠実に実践することで「ジャパネットたかた」は大きくなってきたのだということです。



高田社長は、奥さんからも「あなたは優越感や劣等感といったもののない人だ」とよく言われるそうです。
元々、他人と競争したり他人と比べたりしない性格で、自分のすべきことを淡々とこなし、あくまでも自分にとっての高みを目指して淡々と成長してきたのだと言います。

「会社が大きくなっても、20代の頃も60代の今も、やるべきことは変わらない。社員が300名を超えても、社員との接し方も昔から変わっていない。ただ日々愚直にお客さんの満足度を高めていくだけです」と語っています。


当たり前のことを当たり前にやる。それをずっと続ける。
この一番簡単そうで難しいことを実現できたら、私たちにも、何か大きな事業を成し遂げるのも夢ではないのかもしれません。






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