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東京五輪招致に壁―海外メディアも大きく懸念「福島第一原発 汚染水」






2020年東京五輪招致 に躍起になっている東京都と日本政府。

招致が決定すれば、1964年以来56年ぶりに、日本での五輪開催が実現するわけですが、ここに来て大きな困難を抱えていますね。


nuclear-power-plant2_wD.jpg言わずもがなの“原発汚染水問題”です。

当初、東京都と日本政府は、海外メディアからの質問を想定し、「東京と福島は距離がある」「東京の住人には何の問題も出ていない」「7年後までに政府が責任を持って対策を取る」等といった回答を用意していたそうです。

しかし、いざ現地に乗り込んでみると、海外メディアからの汚染水問題に対する追求が予想以上に強く、五輪招致委員会の竹田理事長は困惑して答えに窮したといいます。





このようなことは、ちょっと卑近な例でいうと、職場や各種団体など身近な組織や集団でも起こりますね。

当事者が、自分の主張を通そうと懸命に説明しても、周囲の人たちはいまいち腑に落ちなさそうな顔つき…。
自らの強い思いに囚われ、周囲の人の求める価値観や方向性が全く見えていない。


今、これほどに人体への健康被害や地球環境破壊に対して世界的な関心が集まっている時代に、東京と福島の距離感を強調したって仕方がない。

実際、この日本側の回答を聞いた海外メディアの記者から、東京さえよければよいという発想は、被害のあった福島やそこに住む人々を蔑ろにした考え方ではないか、といった疑問が提示されたといいます。


むしろ日本政府は、汚染水処理の杜撰な在り方や、東京電力の隠蔽的な態度に象徴されるように、今は五輪招致を諦めてでも、徹底的な原発問題の解決と、福島始め東北地方全体の復興に、言葉通り責任を持って全力を投入するべきではないでしょうか。

「責任を持って対策を取る」等という言葉は、急場凌ぎの一言としてこれまでに何度も報道されてきた台詞なのですから。


 補 足 

9月8日、五輪の東京開催が決定しました。

これで日本経済にも勢いがつくことでしょう。
この勢いを、ぜひ本当に“復興支援”へ向けてほしいですね。







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今年も異常気象多し―竜巻は日本でも珍しくなくなりました

台風17号が鹿児島に上陸しました。この台風は、宮崎県を経て東の海上に抜け、四国の足摺岬付近で温帯低気圧に変わったそうです。けれどもその威力はまだまだかなりのもので、高知県でも今朝から激しい風雨が断続的に続いています。

「ゲリラ豪雨」この言葉が人々の口に上るようになったのは、ほんの数年の間ですよね。
「最近、気候の様子がおかしいですね」「異常気象が多いですね」こんな台詞も、近年はまるで格好の雑談ネタの端緒として、あちこちで聞かれます(笑)。

異常気象と言えば、2日には竜巻が埼玉・千葉県地域を襲いました。
被害は、けが人64名、建物の損壊608棟に上り、テレビ映像でも、住宅街の屋根が軒並み剥がされ、テニスコートの芝生が吹き上げられて黒土がむき出しになったり、大きなコンテナや自動車が横倒しになっていたり、電柱がへし折られたり、木材が散乱していたりと、その爪痕は大変なものでした。

以前までは、竜巻が国内で発生するとは一般的に考えにくく、どちらかと言えば北米や中国大陸など、外国で起きるものというイメージが強かったと思いますが、やはり地球温暖化の影響で、近年では国内でも頻繁に被害が見られるようになってきました。

普通は、地表が温められて上昇気流が発生しても、上空からの冷たい下降気流とぶつかり、お互いに打ち消し合うのですが、温暖化が進んで地表の温度がさらに高くなると、回転しながら上る上昇気流が下降気流にも消されることなく持続、発達し、結果的に局部的な強い風を引き起こすことになるらしいのです。

空に大きな黒い積乱雲が現れたり、耳に違和感を感じるようなときがあれば、要注意。室内であれば大きなガラス窓から離れ、テーブルの下などに身を潜める、また屋外であれば、直ちに頑丈な建物の中に避難する、それができないときは、窪みや側溝にうずくまって頭を守るなど、緊急の対策を講じるようにしましょう。

北朝鮮による拉致ではなかった?―小山修司さん、漁網の中から遺体で発見






Harbor1.jpg今月末、千葉県の中古船の漁網の中から白骨の遺体が発見され、これが、9年前に行方不明となり、特定失踪者とされていた小山修司さんのものだと明らかになったそうです。

※ 画像はイメージです。


ご存じだと思いますが、「特定失踪者」とは、北朝鮮による拉致被害の可能性を排除できない日本人失踪者のことです。民間団体の特定失踪者問題調査会が調査して公表し、リスト化しています。

つまり小山修司さんは、行方不明になった約十年前から、北朝鮮の工作員に誘拐されたのかもしれないと考えられてきたわけですが、真相はそうではなく、操業中に漁網に巻き込まれる事故によって亡くなり、今日までそのまま気づかれずにいた、ということのようです。





小山修司さんが行方不明となった当時、捜査に当たった海上保安本部は、無人となっていた小山さんの船の航行記録が途中で消えるなどしていたことから、海への転落事故と判断し、船の内部の調査をしなかったということです。


それにしても…私たち一般人が聞いただけでも、ちょっと複雑な思いですよね。
この約十年の間、ご遺族やご友人の方々はどんな気持ちだったでしょう。

「本当に北朝鮮に連れて行かれたのか?」
「では、まだ生きているのだろうか?」
「どうして、よりによってあの人が拉致されなければならないの…?」

毎夜、煩悶のために眠れなかったのではないでしょうか。
それが、今になって、こんな形で全てが明らかになるとは…。


北朝鮮による拉致問題そのものも、一刻も早く解決に向かわねばなりませんが、この事例のように、現在「特定失踪者」に指定されている271人の中にも、別の偶発的な事故や、全く関係のない国内事件によって行方の分からなくなっている方が数多くいるのではないかと考えられます。

もちろん、「特定失踪者」=拉致被害者ということではないので、当然といえば当然ではありますが。






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