有村架純主演の『ビリギャル』ってそもそもどんな話？

→『ビリギャル』の坪田信貴先生が教えてくれる！超効果的な英語勉強法

2014年にブレイクした新鋭女優、有村架純さんが、なんと今度は金髪ギャルを体当たりで演じます。

映画タイトルは『ビリギャル』。

昨年初めから話題になり、売り上げ50万部を突破したベストセラー『学年ビリのギャルが１年で偏差値40上げて慶應大学に現役合格した話』を映画化したものです。

画像出典：http://ameblo.jp/kasumiarimura/
「有村架純オフィシャルブログ」より

一人の塾講師がＷｅｂ上に発表して話題になり、出版化に至ったというこのノンフィクション、一体どんな話なのでしょうか？



成績が文字通り学年ビリの主人公、さやかさんは、授業中に髪にホットカーラーを巻き、学校で煙草をふかし、放課後には派手な友達と一緒に街へ繰り出す…という毎日を送っていました。
高校二年の中頃、母に連れられて、著者の坪田信貴さんの経営する学習塾へ。


「実質的な学力は小学四年生なみ」坪田さんにそう判断されたさやかさんは、その後、どんな努力と勉強によって慶応合格を勝ち取ったのでしょうか？


〈聖徳太子〉を“せいとくたこ”と読み「この女の子、太ってるからこんな名前付けられたんでしょ？　かわいそう」と同情したり、日本史で何か知っていることはないかと坪田先生に尋ねられ、「イイクニツクロウ…平安京！」「平安京って何した人？　そうか、いい国つくった人か！」と叫んでクラス中を爆笑させてしまう。
成績が学年ビリでも、とにかくポジティブで明るく、ひたすら素直なさやかさんは、坪田さんの指導に一心に従って勉強を続け、とうとう慶應、明治、関学の３校に合格します。


塾講師の坪田さんは、それまで大人の言うことなんか耳も貸さなかったギャルのさやかさんの信頼を得ることができたのでしょうか？



「子どもが頑張って“０から１を生み出す”瞬間を認め、共に喜ぶ」これが坪田さんの指導法だそうです。
先ほどの「イイクニツクロウ平安京」のときにも、「いい国つくろう鎌倉幕府」と“正解”を言えなかったことを責めるのではなく、成績ビリで何も分からない、そんな状態から一生懸命考えて「イイクニツクロウ」と「平安京」を思い出すことができた。さらにそこから『何をした人なんだろう？』と疑問を持ち、自らの知を広げようとする好奇心の芽を伸ばした。そんな“０から１も２も生み出す”という、子どもや若者なら誰しも持つ潜在能力・向上心を認め、ほめてあげたと言います。



書籍『学年ビリのギャルが１年で偏差値40上げて慶應大学に現役合格した話』には、この過程の詳細がコミカルかつ感動的に描かれています。
坪田さんがさやかさんに実際に指導した英語の勉強法についても詳しく書かれているので、受験生の方にはそちらも参考になるでしょう。

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話

• 作者: 坪田信貴
• 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
• 発売日: 2013/12/26
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

大筋だけでも知りたい方は、こちらのページをご覧になってください。
この話がネットで話題になった、大元のサイトです。

http://storys.jp/story/2096


母親“ああちゃん”の愛と支え、坪田先生との信頼関係の中で、学ぶ喜び、努力と忍耐の大切さを知りながら大きく成長していく主人公さやかさんをスクリーンの中で熱演するのが、いま話題の有村架純さんです。
清純派と呼ばれた今までとは違う役どころで、本格派女優としての新たな魅力を見せてくれることでしょう。


→『ビリギャル』の坪田信貴先生が教えてくれる！超効果的な英語勉強法