最近、ブログやツイッター、SNSを巡って様々な問題が起きていますね。
今日報道されたのは、経済産業省のキャリア官僚が、ブログに匿名で問題発言をしていた騒動です。
「復興は不要」「(高齢者は)早く死ね」といった過激な内容の発現を、数年前から頻繁に投稿していたようで、閲覧者が身元を割り出したことで騒ぎになり、経産省もこの官僚の処分を検討しているといいます。
まず私としては、「ブログ執筆者の身元って、そんなに簡単に分かるものなの?」という驚きが、正直なところこのニュースを見た一番の感想でした(^^;)
他にも似たような出来事は頻繁にありまして、例えば8月末の2chの個人情報流出事件では、多々の中傷的書き込みや荒らし行為を行ってきた匿名ユーザーの正体が次々と判明し、正式に謝罪する事態が相次いでいるそうです。
その中には、有名な人気作家や2chの関係サイト管理人なども含まれていたといいます。
また、6月には復興庁の官僚がツイッターで、被災者支援の市民団体や国会議員を「左翼のクソども」と罵った事件、昨年2月には総務省の官僚がフェイスブックで、ある特定新聞の不買運動を呼びかけた事件などが報じられています。
ブログ、ツイッター、掲示板、SNS等では、その匿名性を盾にして、通常では考えられない、人間性を疑うような発言をしているユーザーもよく見受けられます。
特に高級官僚など、社会的地位の高い方がこのような場所で無謀な暴言を吐いている事例が目立つのには、驚かされます。
これらネット上の交流機能は、一見「匿名=個人情報は存在しない」であるかのように感じて私たちは利用しがちですが、実はそうではなく、個人情報はちゃんと集められているんだけれども一般に開示されないだけ、なんですよね。
ですから、何かの手違いで(本当はあってはならないことですが)個人情報が漏洩し、匿名のつもりが実名を突き止められてしまうこともあり得る話ですし、またそのようなことがないにしても、たとえネット上であろうが、大勢の人の目に触れる以上は、リアルな一人格としての自分を忘れず、安易な興味本位や憂さ晴らしの言動に走らないように注意しなければならないと、自戒の意味でも考えさせられました。
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